ひまりさん、中古車を海外に輸出する際、海上保険は必須です。火災、沈没、共同海損など、輸送中のリスクをカバーします。

はい。ICC(A/B/C)はInstitute Cargo Clausesの略で、保険の補償範囲を示します。A条件は最も広範囲、B条件は中間、C条件は最低限のリスク補償です。

はい、C条件が一般的です。中古車はキズやへこみがあるので、A条件のような細かい破損補償は基本的に適用されません。

その通りです。スリランカやバングラディシュ向けのL/Cでは、A条件の保険証券提出が条件になることがあります。

はい。シンガポールやタイなど、新車に近い登録済み未使用車はA条件の保険がかけられる場合もあります。

計算式は「CIF価格 × 110% × 保険料率」です。例えばCIF価格100万円、保険料率0.5%なら5,500円になります。最低料金は多くの保険会社で3,000円です。

共同海損が宣言されると船主と荷主で損害を按分します。保険未加入だと分担金を実費で支払わないと貨物は引き渡されません。

はい。破損や盗難のクレームは、輸出先で貨物を受け取ってから14日以内にClaim Noticeを船会社に提出する必要があります。

はい。輸出先国、貨物種類、ICC条件によって異なります。スリランカやバングラディシュはL/C指定でA条件を要求することがあります。

C条件の場合は全損や共同海損のみです。部分損傷はA条件でしか補償されません。

その通りです。特に共同海損や船舶事故は莫大な損失になる場合があります。

書類受理後30日以内に初期回答があり、最終決定はさらに数週間かかることがあります。

はい。証券は保険会社が発行し、銀行に提出します。L/C条件に沿って正確に記載されていることを確認する必要があります。

はい。対応速度や証拠書類の要求などが異なるので、事前に確認しておくことが重要です。

A条件なら海賊行為、地震、雷、嵐なども補償されます。C条件は補償されません。

C条件は最低限の補償なので保険料は低めです。A条件は補償範囲が広いため保険料は高くなります。

はい。特にL/C決済が絡む場合は、銀行指定の条件に従わないと書類不備になります。

その通りです。輸出者は保険条件、CIF価格、船積み日、Claim手順まで全て把握しておく必要があります。

はい。Claimには事故状況の写真、船積み書類、荷受確認書などを揃える必要があります。

メールで書面記録を残し、電話で確認すると安全です。

はい。トラブル時の証拠になりますし、銀行や保険会社に提出できます。

そうです、ひまりさん。中古車輸出で海上保険を理解していることが、ビジネス成功の鍵です。