中古車輸出の貿易条件（インコタームズ）をわかりやすく解説

中古車輸出ビジネスで海外バイヤーと契約する際に重要なのが貿易条件（Incoterms）です。
海外への中古車輸出で多く使われる取引条件は、FOB、CFR、CIF、CPT、CIPなど。
このページでは、輸出契約書に書かれる各条件の意味と実務での注意点を、初心者にもわかりやすく解説します。

• 🌸 FOB（Free On Board）

  横浜港などの指定港までの輸出費用が含まれる価格。輸出通関費用は売主負担、海外までの海上運賃や保険は買主負担です。

• 🌸 CFR（Cost and Freight / C&F）

  輸出国から輸入国港までの運送費を含む価格。古い表記ではC&Fとも呼ばれます。海上輸送限定で使用。

• 🌸 CIF（Cost, Insurance & Freight）

  輸送費と海上保険を含む価格。スリランカやL/C決済が必要な国への中古車輸出に多く利用されます。

• 🌸 CPT（Carriage Paid To）

  輸出先国までの運送費を含む価格。輸送モードに制限なし。航空便での中古車輸出などにも対応。

• 🌸 CIP（Carriage and Insurance Paid To）

  輸送費と保険料を含む価格。海上以外の輸送（航空・鉄道）で中古車を輸出する場合に使用。

中古車輸出ビジネスでは、海外バイヤーとの契約前に必ず取引条件を確認し、インコタームズに基づいた見積もりや契約書を作成しましょう。